不登校から復帰のための勉強法|やる順番に気をつけるとスムーズに勉強が進む

不登校になってしまったがゆえの勉強の遅れ

どうやって取り戻したら良いのでしょうか?

  • 塾に通う?
  • 家庭教師をお願いする?
  • 自分でやる?

どれも不安になってしまいますよね。

不登校からの復帰の勉強をするのに、とても大事なことがあります。

それは、「順番」です。

この「順番」を間違えると、勉強は苦痛になります。

一方で、「順番」を守ってやると、エスカレーターのように、スムーズに進むことができます。

自分一人でやってもうまくいくかもしれません。

ぜひ、試してみてください。

不登校復帰の勉強で、まず最初にやるべきこと|勉強の体力づくり

不登校復帰の勉強で、まず最初にやるべきこと|勉強の体力づくり

不登校の勉強を取り戻そうと思っても、何から手をつけたら良いかわからないですよね。

  • 最初からやった方がいいの?
  • 続きからやった方がいいの?

と、いろいろやってみても、続かないことがあります。

実は、勉強には順番があります。

お味噌汁を作るときに、いきなりお味噌を溶かないように、勉強にも順番があるのです。

勉強の順番は、

  1. 国語の教科書を音読する
  2. 英語の教科書を音読する
  3. 数学・理科・社会の好きなものをやる

という順番が大事です。

その理由についてお伝えしますね。

サッカーをやるときに、PKの練習ばかりしてても、試合で活躍できません。

体力がなければ、開始五分で力つきてしまうからです。

最初にやるべきは、体力づくりです。

同じように、勉強も体力づくりから始める必要があります。

それが国語の音読なのです。

国語は、文章の基本ですから、国語ができなければ、他の教科は難しくなります。

逆に考えると、国語さえできてしまえば、他の教科もできるようになるのです。

まずは、1日10分からで良いです。

国語の音読から始めてみてください。

では、どのように国語の教科書を音読すれば良いか、次にお伝えします。

勉強の第一歩目|国語の音読の仕方

勉強の第一歩目|国語の音読の仕方

どの学年であっても、中学1年生の教科書から始めてください。

高校生であっても、中学1年生の教科書をやることをお勧めします。

なぜかというと、「基礎が大事」だからです。

近道しようとして難しいものをやるより、遠回りに思えても、基礎からやった方が、かえって近道になります。

簡単なもの、基礎的なものを徹底することを心がけてください。

さて、国語の教科書の音読の仕方ですが、一つの文章を3回ずつ読んでいきます。

次のようにやってみてください。

  • 1回目音読→感じたことをメモする→読めない漢字にふりがなをふる
  • 2回目音読→感じたことをメモする
  • 3回目音読→感じたことをメモする

まずは、1回目の音読をします。

読めない漢字は気にせず、とばして読みましょう。

読み終わったら、話を読んで感じたことをメモしてください。

「おもしろかった」「難しかった」など、簡単なメモでOKです。

メモをしたら、読めない漢字にふりがなをふります。

そうしたら、2回目の音読をします。

読み終わったら、感想をメモします。

1回目と違うことを感じると思うので、一回目と違うことを中心にメモしてください。

「主人公、なんでこんなことしたのだろう?」「自分だったらこうするな」など、これも簡単にでOKです。

メモしたら、3回目の音読をします。

読み終わったら、1回目とも2回目とも違うことを感じると思うので、それをメモします。

これも簡単にでOKです。

初めは、メモは簡単にとりましょう。

まずは、音読の習慣をつけることから始めます。

1ヶ月もすると、だいぶ慣れてくるので、慣れてきたら、感想を書くことにも力を入れてみてください。

以上のように、まずは中学1年の教科書を音読します。

2週間もしないうちに、中学1年の教科書は読み終わると思います。

1年の教科書が終わったら、2年生の教科書を音読します。

2年生の教科書は、少し文章が長くてしんどいですが、ゆっくりでいいので、リラックスして読んでください。

二年生の教科書も、1ヶ月もしないうちに読み終わると思います。

そうしたら、3年生の教科書も音読しましょう。

3年生の教科書を読み終わる頃には、かなり読む力がついていることを実感しているはずです。

この時のポイントは、2年生の教科書が終わるくらいまでは、他の教科をやらないことです。

国語一教科に絞ることが大切です。

急いでたくさんやるより、少なくて良いので確実にやる方が、早く進むからです。

(もちろん、他の教科に興味が出てきてやりたくなったら、他の教科もやってください)

国語の教科書を音読することにより、読む力がつけば、他の教科の勉強もやりやすくなるので、まずは国語の教科書を音読してみてください。

国語の教科書の次は、英語の教科書を音読します。

英語の勉強の進め方

英語の勉強の進め方

英語の教科書も1年生から始めます。

Unit1から音読します。

英語の教科書も3回ずつ音読します。

発音できない単語が出てきたら、とばして読んでください。

後で、ふりがなをふります。

  • 1回目音読→発音できた単語にマーカーする→発音できない単語にふりがなをふる
  • 2回目音読
  • 3回目音読

というように、3回音読します。

英語の場合は、国語と違ってメモをとる必要はありません。

また、日本語の意味もわからないままで大丈夫です。

発音できるようになることだけ意識してください。

3回音読すると、だいぶ読めるようになることを実感します。

どんどん読み進めてください。

英語の場合、2ヶ月もすると3年生の教科書まで読み終えられると思います。

もっと早く読み終えるかもしれません。

以上のように、国語と英語の音読が、3年生の教科書まで終わったら、次は、数学・理科・社会の好きな教科を始めてください。

教科書を音読することから始めましょう。

数学・理科・社会は、「縦型」で進める

数学・理科・社会は、「縦型」で進める

数学・理科・社会をやる時は、「縦型」の勉強がおすすめです。

国語と英語は、学年ごと進める「横型」でした。

数学・理科・社会は、学年ごとではなく、分野ごとやってみてください。

例えば、理科をやるとしましょう。

例えば、生物の分野が好きだったら、生物の分野だけ、1年から3年の教科書を音読します。

(もし、ワークをやりたくなったら、やってもOKです)

生物の分野を3年分やったら、次に好きな分野(例えば地学)を1年から3年まで教科書を音読します。

地学が終わったら化学、化学が終わったら物理、というように、分野ごと一気に進めていきます。

全部を少しずつ進めるより、一つの分野を一気に進める方が楽だからです。

社会も同じです。

歴史が好きだったら、まずは歴史だけやりましょう。

好きな時代から始めてください。

戦国時代に興味があったら、戦国時代だけ極めてしまいましょう。

戦国時代が終わったら、次に好きな時代を極めましょう。

それで、全部の時代が終わったら、地理、公民と進んでいってください。

数学だったら、計算だけ3年分極めてしまうとか、図形分野だけ3年分極めてしまうとか、好きな分野を徹底的にやるようにしてください。

このように「縦型」やっていくと、かなり勉強しやすいと思います。

ぜひ、試してみてください。

高校生の不登校復帰の勉強法

高校生の不登校復帰の勉強法

高校生の場合も、まずは、中学1年生の国語の教科書を音読することから始めてください。

英語の教科書も、中学1年生から始めましょう。

国語と英語の教科書の音読が終わったら、次の参考書の音読に進んでください。

国語の参考書

  1. 『新入試評論文読解のキーワード300改訂版』(大前誠司著)
  2. 『現代評論12』(夏苅 一裕著)

これらも、音読→感想メモを3回ずつやっていってください。

英語の参考書

  1. 『速読英単語 中学版』(風早寛著)
  2. 『速読英単語 入門編』(風早寛著)
  3. 『速読英単語 必修編』(風早寛著)

これらも、音読中心に進めてください。

終わった頃には、国語も英語もかなりできるようになっています。

かなり、基礎ができているので、他の教科の勉強も、楽にできるようになっています。

他の教科は、進学したい大学の入試に必要なものを選んで、勉強していただけたらと思います。

2020年の入試改革に対応する必要がある場合

2020年の入試改革に対応する必要がある場合

今の高校3年生以下の学年の方は、2020年の大学入試改革に対応する必要があります。

今までの勉強だけでは足りないので、どのような勉強をすれば良いかお伝えします。

まずは、今までお伝えした、音読中心の勉強を進めてください。

それが終わったら、以下のこともやってみてください。

1 知識量を増やすため、教科書以外の本をたくさん読む

2020年以降の入試改革では、知識量が必要になります。

教科書の内容だけでは足りません。

なぜかというと、個性が求められるようになるからです。

教科書は、誰もが使っています。

教科書会社によって多少違いはありますが、大きく違いはありません。

皆同じ内容を勉強しているので、どこで差をつけるかと言ったら、自分が好きな分野の本をたくさん読んでおくことです

歴史が好きなら歴史の本でいいですし、ファッションが好きならファッションの本です。

好きな分野だけなら、大学生レベル、専門学生レベルまで、知識量を増やしましょう。

あまり、「勉強するぞ!」と硬くなるのではなく、「好きなことを追究する」という気持ちで楽しんでやってください。

2 なぜを考える

本をたくさん読んで、知識量が増えてきたら、「なぜ?」を考えるようにしてください。

  • なぜ、織田信長は楽市楽座をやったのだろう?
  • なぜ、フランスでは香水が流行したのかな?

など、疑問を投げかけてみてください。

  • きっと、織田信長は、商人を支配したかったんだ
  • 昔のフランスは下水道が整ってなかったからかな?

というように、自分なりに答えを出してみてください。

正解でなくて大丈夫です。

まずは、自分なりに考えてみましょう。

それから、さらに本を読んで調べてみてください。

「なぜ」を問いかける理由ですが、それは、「知識をつなげる必要があるから」です。

2020年の入試改革以降は、知識の暗記だけではダメです。

時代背景であったり、他の分野との関わりであったり、知識をつなぐ必要があります。

知識をつなぐ時に有効なのが、「なぜ?」を問いかけることなんですね。

好きな分野の「なぜ?」をたくさん追究してみてください。

3 文章にしてみる

そして、つないだ知識を文章にしてみましょう。

2020年以降は、マーク式だけでなく、記述問題が増えます。

ただ、頭に入っているだけでなく、それを表現する必要があります。

ですので、文章で書く練習が必要なのです。

最初は、気楽に書いてください。

最初からうまく書こうとするのはやめましょう。

自由に、感じたことをそのまま書けばOKです。

ツイッターでつぶやいたり、ブログにして書くのも良いですね。

とにかく、たくさん書いてください。

文章力は、量をやることが必要です。

量をやれば、上手な文章が書けるようになります。

ある程度書くことになれてきたら、誰かに読んでもらうことを意識して書いたり、小論文の書き方に沿って書く練習をしてみても良いかもしれません。

以上のように、

  1. 知識を増やす
  2. 知識をつなぐため「なぜ」を考える
  3. 文章にする練習をする

というのを、やってみてください。

これは時間をかける必要があります。

2年から3年、じっくり時間をかけてやっていきましょう。

もし、勉強のやる気が起きない時、先にすべきこと

もし、勉強のやる気が起きない時、先にすべきこと

以上のように、勉強をやる順番を見てきました。

今回は、勉強の順番についてお伝えしましたが、もし、「そもそも、勉強がやる気にならないよ」という場合は、もう一つ考えるべき順番があります。

それは、勉強の前に自信をつけることです。

「勉強→自信」ではなく、「自信→勉強」という順番が大切です。

なぜなら、自信は車の「ガソリン」のようなものです。

ガソリンがないと車が走れないように、自信がないと、勉強するエネルギーが出てきません。

運転する前にガソリンを給油するように、勉強する前に自信をつける必要があるのです。